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ガラスと鏡の一輪挿し、草鏡(くさかがみ)とは?
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草花と光を生ける
- 草鏡(くさかがみ)は、草花と光を生ける小さなガラスの一輪挿しです。
光を反射する鏡の台座と、ガラスで作られた筒状の本体からなり、草花と光を自由にレイアウトできます。
有り様としての静けさを求めた非常にシンプルな形状は、生けられた草花の姿をより際立たせます。 -
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台座の鏡について
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- また台座の鏡を利用して反射光で草花や周囲を照らすことで、異なった表情の風景が立ち現れます。
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- 本体と台座は独立しています。本体は自由な位置に置くことができます。
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- ブランドのスタートから「祈りと供養」を軸に商品開発を行ってきましたが、この「草鏡」では、より日常の行為に溶けこむインテリア要素のひとつとして開発しました。
また、テーマを「どこにでもある光、身近にある草花を 少しだけ特別なものに」とし、道具としての機能を果たすだけではなく、暮らしの中に気づきを与えるプロダクトを目指しています。 -
ものづくりのポイント
- 透明度の高いガラスを厚みを持たせて使用することで、光の屈折の効果が生じます。
そのため一輪挿しに水を入れたとき、ガラスと水は一体化して見え、水を入れないときも瑞々しい印象となります。シンプルな形状だからこそ精度が求められるものです。より良い光の効果を求めて日々努力しています。 -
草鏡(くさかがみ)・アーティフィシャルフラワーセット
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- 小さなガラスの一輪挿し「草鏡(くさかがみ)」とアーティフィシャルフラワーのセット商品。この商品では、アーティフィシャルフラワーと組み合わせることでメンテナンスを最小限に抑え、長期間 草花の持つ華やかさをシーンに添えることができます。
※ アーティフィシャルフラワーとは
生花を人工的な素材を用いてリアルに再現した花です。耐久性があり給水の必要がないため、自由なアレンジと飾りかたが可能です。 -
- 鏡の台座の光の効果とシンプルな形状で花と緑を引き立てます。ソリッドで透明なガラスの一輪挿しは、軽やかに草花を支えます。コンパクトなので玄関・リビング・窓辺など、置く場所を選ばすご家庭の様々なシーンでお使いいただけます。
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- 給水の必要が無く、美しい状態を保ちますので、レストランやホテルなどの商業空間での使用にも適しています。
静けさと華やかさを合わせ持った草花と光が、安らぎと気づきを与え場と心に響き、花のメッセージを伝えてゆくことを願っています。 -
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バリエーション
- アーティフィシャルフラワーは、「ミニ・コチョウラン」と「クレマチス」の2種類からお選びいただけます。台座のカラーは、それぞれ「ミニ・コチョウラン」がゴールド、「クレマチス」は、ブラックとなっています。
・コチョウランの花言葉 : 「純粋」「幸福の引力」
・クレマチスの花言葉: 「精神の美」「旅人の喜び」 -
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- ↑ 草鏡ゴールド + アーティフィシャルフラワー1種類(ミニ・コチョウラン)
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- ↑草鏡ブラック + アーティフィシャルフラワー1種類(クレマチス)
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ブランドについて
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光の神秘、心と暮らし。FROM NOWHERE
- “FROM NOWHERE” は、光学ガラスのもつ素材の力と加工技術を活かした製品を通して、精神的な暮らしを提案するブランドです。
日常の暮らしの中に偏在している様々な光。光学ガラスを介する事で立ち現れるもう一つの光、像、存在。私たちは、その光の出来事に投影される人々の心に興味を抱いています。心や精神と結ばれたもう一つの光学ガラスの機能と価値を引き出し、新たな意識を目覚めさせる切っ掛けや、日々の暮らしのなかに自然に組み入れることのできる精神的な習慣を提案していきたいと考えています。 -
受賞歴など
- 2016年の初プロダクトの発売以来、ブランドのコンセプトをかたちに変え、心に作用するプロダクトを開発し続けてきました。2016年には、フランス・パリで開催されるインテリア見本市Maison et Objetに出展し、海外への発信を行いました。また、2018年にはグッドデザイン・ベスト100を受賞し、独自の取り組みが高く評価されました。
2014 「東京ビジネスデザインアワード2014」最優秀賞 受賞
2015 「彼方から」FROM NOWHERE発表展示会 代官山ヒルサイドテラス
2016 「Maison et Objet 2016」(パリ) 出展
2018 「グッドデザイン・ベスト100」受賞
「グッドデザイン・ベスト100」受賞時の審査委員の評価は、次のように素材と加工、そして精神性との関係を高く評価されました。
「光学ガラスの製造メーカーが、デザイナーと協業し、その加工技術を活かして、現代の生活様式に合った、優れたデザインの仏具各種を産み出し続けていることを、まず高く評価したい。造形は極めてシンプルながら、微細な部分まで綺麗に仕上げられており、また木や金属など、ガラスと別素材との組み合わせによって、重厚感も十分に感じられる。ガラス部分のクオリティも当然非常に高く、おりんの音や光を通した際の反射も大変美しい。ただ、最大の魅力は、この仏具と向き合った際に、自然と背筋が伸びるような、ある種の緊張感が不思議と感じられることだ。光学ガラスは素材として非常に高価ではあるものの、それ故に仏具という製品と極めて相性が良いことを、デザインの力で体現している。」 -
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海外での発信
- 初の海外での展示会の様子です。
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3つのブランド・コンセプト
- 少しブランドのコンセプトについて説明したいと思います。
商品づくりの核となるフィロソフィーですので、少々観念的で理解しづらいところもあると思いますが、ご興味のある方はお読みください。 -
光学的効果と光の神秘性
- 光は、様々なかたちで人の心と深く結びついていることが分かります。特に光学ガラスの光には高い透明性に限りない静寂を感じたり、反射や屈折によってつくられる像に物理的な距離とは違った隔たりの不思議さを感じます。このような光の神秘性を探りながら、根源的で人の心と共鳴するものづくりを目指しています。
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新しい日本の手仕事
- 光学ガラス製品は、ひとつひとつ人の手を経て製品となります。工業的なプロセスではありますが、極めて手仕事的な性格が強く、手間の掛かる「人の仕事」であることを意識しています。
時間をかけ精度を求めて丁寧に作られるものに宿る力を大切にして「いま」「ここ」にある精神性を体現していくことを目指します。 -
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意識のプロダクト
- 生命が生き生きとあり、人間が本来もつ力を取り戻すための方法を考えています。ものを創造しながら、ものを超えた新たな意識をつくることを目指します。小さな発見に心を躍らせたり、毎日の何気ない習慣が一日の心のリズムを整えたり、日常と並行にある別の世界を気づかせたりと、人々の意識に作用するプロダクトを作りたいと思っています。
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リターンのご紹介(2種)
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草鏡ゴールド +アーティフィシャルフラワー1種類(ミニ・コチョウラン)
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- サイズ :
草鏡 : Φ 90 H 60(mm)
セット状態: 約W 200 x D110 x H290(mm)
素材 :
・光学ガラス(本体)
・ガラスミラー(台座)
・プラスチック等(アーティフィシャルフラワー) -
草鏡ブラック + アーティフィシャルフラワー1種類(クレマチス)
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- サイズ :
草鏡 : Φ 90 H 60(mm)
セット状態: 約W 230 x D130 x H200(mm)
素材 :
・光学ガラス(本体)
・ガラスミラー(台座)
・プラスチック等(アーティフィシャルフラワー) -
プロジェクトについて
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2014年、メーカーとデザイナーの出会いから始まった。
- このプロジェクトは、光学ガラスの総合加工メーカーであるカドミ光学工業株式会社とデザインスタジオCLOUD DESIGNの出会いからスタートしました。
東京都主催のデザイン・事業提案コンペティション「東京ビジネスデザインアワード2014」で、CLOUD DESIGNが行ったカドミ光学工業株式会社への提案が2014年度の最優秀賞を受賞、それを機会にコラボレーションが始まり、翌年の2015年にブランド「FROM NOWHERE」を立ち上げ、2016年に初のプロダクトを発売しました。 -
- 左から、柴崎栄一氏(カドミ光学工業 FROM NOWHERE 営業担当)。竹内広之氏(カドミ光学工業 代表取締役)、三浦秀彦氏(クラウドデザイン デザイナー)
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カドミ光学工業株式会社
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- 東京都日野市に拠点を置き、光学ガラス部品の製造および販売、光学ガラスおよび光学結晶の研磨や接合加工、光学アッセンブリー等を行っています。
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CLOUD DESIGN
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- “FROM NOWHERE”のブランドコンセプト、商品デザイン、グラフィックデザイン、パッケージデザイン、Webデザイン、展示計画、展示スタンドデザイン、写真撮影、映像制作などブランディングとクリエイティブに関するすべてをCLOUD DESIGNが担当しています。多くの要素が有機的に連動し、コンセプトから商品デザイン、コミュニケーションのためのコンテンツに至るまで包括的に世界観を表現しています。
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- 三浦秀彦
デザイナー。CLOUD DESIGN 代表。1966年岩手県宮古市生まれ。千葉大学工学部工業意匠学科卒、同大学院修了 。ヤマハ株式会社デザイン研究所勤務後、1997年渡英、ロイヤル・カレッジオブアート(RCA) ID&Furniture(MA)コースでロン・アラッドやアンソニー・ダンに学ぶ。2000年クラウドデザイン設立 。 プロダクト、家具、空間、インタラクション等のデザインの実践と実験を行い、 日常の中にある創造性 や意識、モノと場と身体の関わりについて思考している。 -
FAQ
- Q:保証期間はありますか?
A:製造上および素材上の不良を対象とする保証期間は1年間となります。
Q:お手入れ方法について教えてください。
A:レンズやガラス用のクリーニングクロスをお使いください。
Q:転倒しませんか?
A: 固定シール(貼って剥がせるもの)を同梱しておりますので、安定性に不安がある場合は一輪ざしと台座をシールで固定して使用してください。
Q:生花を活けられますか?
A:活けられます。水の注ぎ入れは口の細い水差しを使用すると便利です。
ただし、水垢を防ぐため水滴を放置しないようご注意ください。