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全国新酒鑑評会 入賞酒を飲み比べ
- 1911年から続く、歴史と権威のある大会である「全国新酒鑑評会」。
残念ながら今年は、新型コロナウイルスの影響で金賞酒の結審が中止となり、入賞酒のみの発表となりました。
地酒「高清水」の2蔵(本社蔵・御所野蔵)の杜氏が「全国新酒鑑評会」のために丹精込めて仕込んだ希少酒を、今年はお客様に評価していただければと思います。
しっかりと、香りと味わいを鑑賞するため、決して冷やし過ぎずに、できれば涼冷え(15℃)~冷や(20℃)くらいでの飲用を強くおすすめします。 -
最高の酒を醸すために
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- 最高の酒を醸すためには、気温が下がり清冽な空気の中で仕込む必要があります。
秋田では、1年の中で一番気温が低くなる12月~2月までの3ヵ月間が、最も酒造りに適しているといわれています。毎日大きなタンクで通常の仕込み(純米酒・本醸造・普通酒)を行うのとは別に、鑑評会向けの「純米大吟醸」や「大吟醸」を仕込みます。鑑評会向けに仕込むことができる特別なお酒は、小さなタンクで数本。杜氏と蔵人は忙しい中、最高の酒を醸すために、手間暇を惜しまず、泊りがけで仕込みます。
「全国新酒鑑評会」に出品するお酒は、その中の1本。
でき上がるお酒はそれぞれ味が違うため、杜氏が慎重に利き酒を行い、その年に仕込んだ最高の酒を選ぶので、本当に希少なお酒です。 -
本社蔵杜氏 菊地格
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- 菊地 格(きくち ただし)56歳(本社蔵5代目杜氏)仙北市角館出身。東京農大卒。
高清水伝統の正統派6号酵母づかいの継承者。趣味はスキー・読書・卓球。 - 【酒造暦】
1987年 4月 秋田酒類製造株式会社(製造部)に入社
1997年 10月 御所野精米工場担当
2010年 2月 本社蔵副杜氏
2014年 4月 本社蔵五代目杜氏、現在に至る
【主な受賞暦】
全国新酒鑑評会入賞 6回(内、金賞3回)
東北清酒鑑評会優等賞(吟醸の部)3回
東北清酒鑑評会優等賞(純米の部)4回
秋田県清酒品評会知事賞(吟醸の部) 3回
秋田県清酒品評会優等賞(吟醸の部) 2回
秋田県清酒品評会優等賞(純米の部) 4回
山内杜氏組合自醸酒鑑評会優等賞 1回 - 全国新酒鑑評会で2年連続金賞受賞を狙い、酒米の王様「山田錦」を35%まで精米し、酵母は協会1801号を使用。酵母の特性を十分に活かした、華やかな香りとまろやかな味わいのゴージャスな大吟醸です。
- 【大吟醸原酒 入賞酒本社蔵 菊地 格】
●アルコール度数:16.8
●日本酒度:+1
●酸度:1.3
●アミノ酸度:1.0
●使用米:山田錦
●精米歩合:35%
●容量:500ml -
御所野杜氏 加藤均
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- 加藤 均(かとう ひとし)64歳(御所野蔵初代杜氏)大仙市協和出身。東京農大卒。
16年連続の金賞受賞は、全国記録更新中。趣味はゴルフ・スキー・山菜採り。 - 【酒造暦】
1980年 12月 秋田酒類製造株式会社(製造部)に入社
1990年 9月 新設の御所野精米工場担当
1998年 2月 新設の御所野蔵初代杜氏、現在に至る
【主な受賞暦】
全国新酒鑑評会入賞 20回(内、金賞18回)
東北清酒鑑評会優等賞(吟醸の部)21回
東北清酒鑑評会優等賞(純米の部)17回
秋田県清酒品評会知事賞(吟醸の部) 12回(内、首席5回)
秋田県清酒品評会知事賞(純米の部) 8回(内、首席3回)
山内杜氏組合自醸酒鑑評会優等賞 17回(内、首席3回)
秋田県優良技能者表彰(2013年11月) - 全国新酒鑑評会で17年連続金賞受賞を狙い、酒米の王様「山田錦」を35%まで精米し、酵母はM310を使用。デリシャスリンゴに例えられる、華やかな香りながら突出せず、高いレベルで五味が調和した大吟醸酒です。
- 【大吟醸原酒 入賞酒 御所野蔵 加藤 均】
●アルコール度数:16.8
●日本酒度:+1
●酸度:1.2
●アミノ酸度:1.0
●使用米:山田錦
●精米歩合:35%
●容量:500ml -
それぞれの味わいと香りを鑑賞してください
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- しっかりと香りと味わいを鑑賞するため、決して冷やし過ぎずに、できれば涼冷え(15℃)~冷や(20℃)くらいでの飲用を強くおすすめします。
それぞれ香りと味は違いますので、飲み比べも楽しみの一つ。
是非、同封するはがきにご意見をいただき、「金賞受賞」を目指した、2つの入賞酒を評価していただければと思います。 -
とっておきのお酒をプレゼント
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- ご意見をいただいた方の中から、菊地杜氏と加藤杜氏のとっておきのお酒を1名様にプレゼントします。当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきますので、是非お楽しみに!
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飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁じられています。
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妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
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お酒は適量を。