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【返礼品を発送しました】
- 支援者の方への返礼品を本日、発送しました。留学生たちが直筆でしたためた手紙も同封しておりますので、ご確認下さい。なお「お礼メール」は昨年のうちに送信しています。
発送は万全を期しておりますが、もしお尋ねごとがございましたらメール(office@transcend-learning.org)でお問い合わせ下さい。
多くのご支援をいただき、本当にありがとうございました。
(2022/1/20 Transcend-Learning) -
【SOFD2021 審査員特別賞のご報告】
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- 外国人留学生が賛同企業と共に「SDGs」を意識した社会課題の解決法を提案する「SUCCESS-Osaka Future Design(SOFD)2021」の成果発表会が11月19日、大阪市で行われ、当プロジェクトのチームが「審査員特別賞」を受賞しました。審査員からは「(児童・生徒の勉強だけでなく)心のケアまでもサポートできている。事業の持続可能性も考えられている」などと評価いただきました。受賞を励みに、留学生たちはこれからも子供たちを支える取り組みを続けていきます。
クラウドファンディング終了まであと10日ほど。留学生の取り組みに賛同いただける方は、お力をお貸しいただけますよう、よろしくお願い致します。
(11/19 Transcend-Learning) -
はじめに
- 国際化が進み、両親の都合などで来日して公立学校に編入する外国人児童や生徒が増えています。日本人児童・生徒にとっても、貴重な国際体験となっています。
ただ、来日間もない子たちは日本語の力が十分でないのに、支援体制が整っているとは言えない状況です。
そこで、関西4大学(関西大学・大阪大学・大阪府立大学・大阪市立大学)に在籍する外国人留学生が、母国を同じくする児童・生徒の「オンライン家庭教師兼相談役」として、言葉や生活習慣に悩む児童・生徒らを支える仕組みを作りました。 -
- ※留学生たちの最新の活動状況は以下のSNSでご確認下さい。
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日本語が分からない→授業についていけない児童・生徒たち
- ※以下の文章は全て、一般社団法人Transcend-Learningとタッグを組んでこの取り組みに参加している外国人留学生たちが書きました
両親の仕事の都合などで来日した児童・生徒たち。彼らの多くは日本語に習熟していません。また幼くして来日し、母国語の習得も十分ではないという子もたくさんいます。
文部科学省の調査では、日本語を指導する必要がある児童・生徒はこの10年間でぐっと増加しています。ですが、彼らをサポートすべき人材は多くの自治体で不足しています。たくさんの国・地域からさまざまな言語を使う子供たちが来日し、いろんな学校に分かれて在籍しているため、なかなか支援が行き届かないのです。
学校の授業が理解できなければ成績は上がらず、児童・生徒たちは進学や就職の面で苦労を強いられることになりかねません。この状況の打破は、SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標の一つ「質の高い教育をみんなに」の達成に大きく関わってきます。 -
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留学生による「オンライン家庭教師」
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- 私たちは関西の4大学(関西大学・大阪大学・大阪府立大学・大阪市立大学)に通う外国人留学生です。留学生と企業が連携して、関西・大阪の課題解決やSDGs達成に向けたアイデアを練るイベント「SUCCESS-Osaka Future Design(SOFD)2021」に参加しています。
そして、一般社団法人Transcend-Learningとタッグを組み、外国人児童・生徒と同じ母国語でコミュニケーション可能な留学生が、「オンライン家庭教師」として児童・生徒に勉強を教える仕組みを整えようとしています。もちろん、「人生の先輩」として、児童・生徒の悩み相談などにも応じます。
※SOFD…文部科学省委託事業「留学生就職促進プログラム」として実施されている「SUCCESS-Osaka」の一環。2018年から毎年実施している。2021年は11月に成果発表会を大阪市内で開催、留学生たちが考えたビジネスプランを披露する。 -
- この仕組みならば、児童・生徒がどの自治体に住んでいても、授業を受けることができます。その結果、子供たちの学力向上に寄与することができます。
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プロジェクト「SIDE」とは
- 私たちはこのプロジェクトを「SIDE」(外国人児童生徒支援室)と名付けました。「Sustainability(持続可能性)」「Internationality(国際性)」「Development(発達)」「Education(教育)」の頭文字を取ったもので、「by your side(あなたの側で)」という意味も込めています。
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オンライン指導の様子
- 「SIDE」のメンバーが大阪にある大学に通っていることもあり、大阪府教育委員会などと連携をしながら、府内の一部地域で試行しています。
同じ国出身の留学生が講師を務め、互いにタブレット端末などを利用。児童・生徒たちは各学校から貸与された端末を使うこともあります。 - テキストは彼らの母国語と日本語を併記して作成。また講師役の留学生は自身の体験をもとに、アプリの手書き機能を駆使しながら、注意点や間違いやすいところを伝え、児童・生徒が効率良く勉強できるよう工夫を凝らしています。
もちろん勉強だけではありません。マジック、絵画、物語……。講師は多種多様な話を交えながら、子供たちの心の扉を開くよう心がけています。 -
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「SIDE」代表メッセージ
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- 「SIDE」代表 関西大学経済学部1年 楊拡(ヨウ・カク)
※中国・山東省出身
(上記画像にあるメッセージの日本語訳です)
この問題を知ったきっかけは、以前通っていた日本語学校の近くにあった料理店での出来事です。それらの料理店にいた中国人やネパール人の子供は、日本語ができないため友達ができず、いつも独りぼっちでした。
このままでは、子供たちの学校生活やメンタルヘルスに悪い影響をもたらす。そう心配していましたが、当時の私には何も行動することができませんでした。
今回の「SIDE」の活動を通じて、私たち留学生は、大阪にいる在日外国人児童・生徒の学習、生活の悩み解消のために力を尽くしていきたいと思います。そしていずれはこの活動を広げ、日本中の子供たちの手助けができるようにしたいです。 -
支援金の使途
- 今回のクラウドファンディングは150万円を目標にしています。皆様からご支援いただいたお金は、リターン品発送などの必要経費を除いた全額を、以下の活動経費として大切に使わせていただきます。
①現在はSIDEのスタッフがボランティアで講師を務めています。今後はより多くの留学生たちにこの取り組みに参加してもらえるよう、彼らに支払う人件費に充てます。
②指導開始前に打ち合わせを各小中学校などで実施する際の交通費として使用します。
③SIDEの活動を知ってもらうための広報啓発費用(SNSの運用など)に使います。
児童・生徒への支援を長期にわたって続けられるよう、皆様のお力をお貸し下さい。