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はじめに
- 「ハイボールでウイスキーを楽しむという習慣が定着した今、次のステップとして、ストレートで楽しんでもらえないだろうか?」
そして、「ウイスキーのストレートを楽しむために、今あるものより、もっと適したグラスを創れないか?」 -
- ウイスキー文化研究所が認定する最難関資格である「マスター・オブ・ウイスキー」を最年少で取得し、東京・新宿でバー「新宿ウヰスキーサロン」と「バー リベット」を営むオーナーバーテンダーの静谷和典が、ウイスキーをストレートで味わう楽しさを更に広めたいと、テイスティンググラスの開発に挑戦しました。
日本の職人がハンドメイドで作った、ウイスキーの香りを咲き誇らせる吹きガラス製法のグラスと、持ち運びのための専用木箱をセットにして、初回限定100個にて募集いたします。 -
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目次
- お時間のない方は、1と2だけお読みいただければ幸いです。
1.「ウイスキーをストレートでも楽しんでほしい」という願い
2.グラスの特徴と留意事項
3.グラス誕生までのストーリー
4.日本におけるウイスキーを楽しむ文化の現状と、私の考え -
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「ウイスキーをストレートでも楽しんでほしい」という願い
- 東京・新宿でバーテンダーをしております、静谷和典と申します。
ここ十数年でウイスキーのハイボールという飲み方が定着し、ウイスキーが身近な存在として広まってきたことを、大変喜ばしく思っています。
しかしながら、ハイボールや水割りが一般的になったとはいえ、ウイスキーを「ストレート」で楽しむことは、まだまだ認知が広がっていないのが現状ではないでしょうか。 -
- ウイスキーの魅力の1つは、長い時を経た樽熟成からもたらされる極上の香りと味わいにあり、それはストレートで飲んだ時にもっとも強く感じられます。
「マスター・オブ・ウイスキーの使命として、ウイスキーをストレートでも楽しむ文化を創りたい!」
その想いを実現すべく、テイスティンググラスの開発に挑戦しました。
※マスター・オブ・ウイスキーとは ウイスキー文化研究所が認定する最難関の資格で、ウイスキー・エキスパートそしてウイスキー・プロフェッショナルの上位に位置づけられた資格です。資格取得者は現在までに11名にすぎません(2022年7月現在)。 -
グラスの特徴
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見た目を楽しむ
- グラスの形状は、くびれのあるエレガントなカーブを描いています。
ウイスキーを湛えるボール(グラスのボディの部分)は、ポットスチル(ウイスキーの蒸溜器)を思わせます。実は、とある蒸溜所のポットスチルの形を、参考にさせてもらいました。 -
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香りを咲き誇らせる
- グラスのボールは、香気成分を溜め込み、保持してくれるくびれのシェイプが特徴です。ウイスキーが長い眠りから覚め、豊かな香りを咲き誇らせます。
グラスを持ってゆっくりと回転(スワリング)させる際に、液面がネック(グラスのボール上のくびれの部分)より上に届きにくい形です。
お好みに応じて、段階的に香りの変化コントロールして楽しむことができます。 -
香味を最大限に味わう
- グラスの口径を広めにデザインしているので、鼻がグラスの奥まで入り、繊細な香りも余さずキャッチできます。
飲み口は唇に自然にフィットするカーブで、更に、グラスの薄さが口当たりの心地よさをもたらします。 -
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長い時間、ウイスキーと向き合える
- グラスはわずか80g少々で、非日常を感じさせる軽さです。長い時間、グラスを持っていても手が疲れにくく、じっくりとウイスキーと向き合っていただけます。
スワリングした際のゆったりとした液体の動きが、優雅さを演出します。また、ステム(グラスの持ち手の部分)は、液体に浮遊感を感じさせるほどすらりとした長さです。
そして、ステムに添えた手はグラスのボールに直接触れることはなく、ウイスキーの急激な温度変化を防ぎます。 -
手入れがしやすい(洗いやすく・すすぎやすく・拭きやすい)
- 大人の指でも容易に入る口径の広さで、食器用スポンジで奥まで洗うことが可能です。
また、指の形とグラスのカーブがフィットし、洗いやすく、そして拭き上げやすくなっております。
更に、すすぎの際は水がグラスの中をスムーズに循環し、食器用洗剤を容易に洗い流せます。 -
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※ご注意点
- 本テイスティンググラスは、国内にて熟練のガラス職人が、吹きガラスという伝統的な製法で作ったハンドメイドのグラスです。
機械的に大量生産したものとは違い、一点一点が少しずつ形を異にし、二つとない個性を作り上げていることをご了承ください。
また、吹きガラスという製法上、ガラスの中に気泡が入ることも多分にございます。これも、「一点もの」ならではの個性とお考えいただければ幸いです。
「人間に例えるならば、ほくろの様なもの」「個性の1つとして、ご愛着をお持ちいただければ」と考えております。
以上を予めご理解の上でご購入いただけるよう、よろしくお願い致します。 -
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グラス誕生までのストーリー
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第一歩は、グラスづくりの体験から
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- (吹きガラスにチャレンジ)
- 常々感じていた「ウイスキーをストレートでも味わってもらいたい!」「ストレートを楽しむために適したグラスを創れないか?!」という想いが募る中、新型コロナウイルスの蔓延により、バーが営業できないという事態に直面しました。
バーテンダーにとってお店の営業ができないことは、この上なく辛いことでしたが、その思いを乗り越え、むしろ「今が、理想のグラスづくりの第一歩を踏み出す時に違いない」と自らを奮い立たせました。
かねてから考えていたのですが、まずはガラス工房などで「自分でグラスづくりを体験してみる」ことからスタートしました。
また、グラスづくりを体験するだけではなく、グラスに細かい砂を吹き付けて模様を刻む「サンドブラスト」の技術などの教室にも通い、グラスづくりへの知見を広げていきました。 -
- (サンドブラストマシーンを操作する静谷))
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- (サンドブラストを施したグラス)
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何がテイスティンググラスに求められる要件なのか?
- 現状でも様々なテイスティンググラスが販売されていますが、形状の異なる数十種類のグラスを集め、実際に試飲を何度も重ねました。
その中で、より良いテイスティンググラスに求められる条件は何かを、徐々に絞り込んでいきました。すると、グラスの形状(シェイプ・高さ・厚さ・口径等)や機能性(重さ・飲みやすさ・洗いやすさ等)をはじめ、様々な要件を固めなければいけないことを痛感させられました。 -
- (テイスティングテストに使ったグラスの数々)
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グラスのつくり手にも相談
- 詳しい方に話を聞いてみるのが一番だと思い、グラスを販売・製造している方の元に足を運び、相談しました。すると、そこには今まで知らなかった世界が広がっていました。
テイスティンググラスを創るためには、まず金型を作り、職人の方々が息を吹き込んで、吹きガラスの手法で1脚1脚作り上げていくのが、ハンドメイドのグラスの一般的な作り方です。
その金型は、一度作ったらそう簡単には変えられません。すなわち、気軽に試作と改良を繰り返すわけにはいかないことを知りました。
しかも、コロナ禍の影響もあるのか、職人さんの現場離れが進んで納期がどんどんと長くなっている、吹きグラスの新規受注を止める工場も増えている、といった情報が入り、新しくグラスを創ることに対して様々なハードルがあることが明らかになりました。
1回で形状を確定させることは到底難しく、なんとかならないものかと悩んだ挙句、3Dプリンターによる試作をすればよいのではないかと活路を見出しました。 -
3Dプリンターによる試作を重ねた
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- 「グラスをデザインすること」自体が、私にとっては初めての試みでした。特製グラスを創りだそうと志を共にする仲間の力を借りて、3Dプリンタ用のデザインデータづくりを、見よう見まねで進めていきました。
なんとかデータを完成させることができたのですが、3Dプリンター自体が現在進行形で日進月歩している技術であり、すんなりと完成には至りませんでした。
試作品を作ろうとしても一部に穴が開いてしまったり欠けてしまったりし、対策としていくつかのパーツに分割して作成してみたり厚みを変えてみたりと、何度も3Dプリントを繰り返し、ようやく試作品の第一号が完成しました。
試作品は、イメージ通りの素晴らしいフォルムで、胸を躍らせながら試作品に水を注ぎ、口に含んでみました。(注:有機樹脂を使用している為、良く洗浄の上、かつ、口に含んだ液体は吐き出すことが必須です。) -
- 形状は素晴らしかったのですが、かなり高くグラスを傾けなければ最後まで飲みきれない、ということがわかりました。美と機能を兼ね備えることは並大抵のことではないことを、思い知らされた場面でもありました。
さらに何度も試作を重ね、美と機能を兼ね備えた理想の形状を実現するグラスの原型が、ようやく定まりました。 -
- (試作品の数々。失敗作も多数)
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試作品ができあがった。さっそく比較テイスティング!
- 3Dプリンタで作った「樹脂製のグラス」を基に金型を作ってもらい、国内のグラス製造工場に「ガラス製のグラス」の試作品を作ってもらうよう、お願いしました。
1ヶ月の期間を経て、出来上がった実物を手に取ってみると、期待以上に私がイメージした美しさを実現することができたなと、心が躍りました。最初のグラスづくり体験から、およそ2年が経過していました。
そして、すぐお店に戻り、テイスティングをしました。
選んだウイスキーは、エレガントで華やかなスコッチウイスキーの代表としてザ・グレンリベット12年と、スモーキーなアイラウイスキーを代表するアードベッグTENを選びました。
一般的なグラスと比較をしたところ、このグラスの出来栄えに驚きました。
まず、軽さです。量ってみると78g前後で、比較対象として集めた市販の30脚の中のどれよりも軽いものでした。
ほとんどのテイスティンググラスは100gを超えるものばかり。その中で、このグラスの軽さが特徴になることが確認できました。
次に、ノージング(香りをかいで香りのみのテイスティングを行うこと)をすると、アルコール感が和らぎ、より甘やかな香りやモルティ―さを感じ取ることができました。
また、スワリングをすることで、奥に眠っていた香りの広がりも感じられました。
そして、グラスに口を付けてみると、しなやかなカーブが唇に自然にフィットしました。グラスはとても薄く、ウイスキーという液体の方が、むしろ厚みを持って感じられるほどでした。
ウイスキーがグラスから唇を伝わって口の中に広がる様子は、これまで体験したことがないくらいに自然でスムーズなものでした。
舌当たりはとてもマイルドで、ウイスキーの持つ多様な香味を、より良く味わえるものとなっていました。
最初にひと口飲んだ瞬間、このグラスはウイスキーのポテンシャルを開花させることができるグラスだ!と、確信しました。 -
- (比較テイスティングに集中してます)
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グラスの名前。そしてロゴづくりへと
- グラスの名前はどうするかは、グラスのデザイン設計と同時に検討を進めていました。
いろいろな名前が候補に挙がりましたが、「咲(SAKI)グラス」と命名しました。
咲くには開花するという意味があり、ウイスキーの「香りを咲き誇らせる」ようなグラスにしたいという想いにぴったりな意味合いだからです。また、調べてみると「咲」と書いて「えみ」と読むということもわかりました。「咲(SAKI)グラス」を使って「笑み」が満開になっていただければという想いを込めました。
名前が決まったら、次はロゴの検討に着手しました。 -
- (ロゴの候補たち)
- デザイナーの方にイメージを伝え、12種類の試案を作ってもらいました。今回のプロジェクトにかかわった方々を中心に投票してもらい、社内外の意見を踏まえ、半分の6つに絞り込みました。
そして、その6つのロゴそれぞれに対してテイストを微修正した4パターンの検討を経て、ついに1つに絞り込み、完成しました。
しかしながら、これで終わり、とはなりません。ロゴの大きさと、線の太さも検討しなければなりませんでした。大きさを3種類、太さは2種類で合計6パターンを、サンドブラストで一般的なテイスティンググラスに描いてみました。
サンドブラストは、思った以上に精度が高く、繊細な表現を施すことが可能だとわかり、シャープなロゴにしようという結論に至りました。 -
- (6種類×4パターン)(サンドブラスト 大きさ3種類×太さ2種類)
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ブラストサイズの比較
- ロゴの大きさについても、試作品として作成した咲(SAKI)グラスに、実際にサンドブラストを施して決めました。
小さいロゴのほうが、上品さを感じることができる。その結論に至るとともに、何事も試作品を作り、実物に近い形で確認をすることの重要性を学びました。 -
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支援していただくための付加価値とは?
- クラウドファンディングで支援していただくため、どのような付加価値を提供すべきなのかも探求しました。
・この咲(SAKI)グラスをどのようなシチュエーションで使ってもらいたいか?
・クラウドファンディングならではの価値を、どのように提供したらよいのか?
・グラスを収納する箱を筒状にし、蓋を鉄や革で作り、コースターとして使えるようにするアイディアはどうか?
・コースターを付属品として付けるのであれば、ウイスキーの計量器具として利用できるような工夫は可能か?
など、アディアの幅を広げ、実際に見積もりをお願いしたり納期を確認して実現可能性の検討を重ねましたが、これというものには出会えませんでした。
しかしこの検討を通じて、「この咲(SAKI)グラスは、ご自宅でも外出先でも使っていただける、特別なグラスとしてご提供したい」という想いが強くなり、グラスを携帯して持ち運べる収納箱づくりに着手することにしました。 -
持ち運びできる木箱づくりに着手
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- 箱の素材は、和のイメージで高級感もある木製とし、シンプルなつくりにしました。
また、持ち運び時に蓋が取れないようにするためのバンドも用意することにしました。
いろいろと探した結果、岐阜県多治見市にある川村製紐工業株式会社さんのオリジナル・ゴム紐が、イメージにぴったりとはまるものでした。川村製紐工業株式会社さんは創業80年を超える老舗ゴム紐メーカーで、メイドインジャパンならではの品質にこだわりをもつというところが、咲(SAKI)グラスが大切にしている想いと一致したことにも、ご縁を感じました。
また、木箱には焼きゴテで焼印でロゴを刻印することとしました。 -
- そして包装にもこだわりたいと、グラスを包む紙材にも力を入れました。
一般的な白色の緩衝材だけでなく、和紙を使って包装することで、箱を開けた時に感じる「このグラスと出会えた喜び」がより特別なものになるのではないかと思ったからです。
和紙を探すため、世界堂や銀座の老舗・鳩居堂などを巡ったり、サンプルを購入したりし、様々な和紙から理想の物を厳選しました。
グラスづくりを始めたとき、まさか和紙についてまで勉強することになることになるとは思いませんでした。グラスづくりを始めたことで世界の広がりを感じることができ、面白い体験となりました。
思えば、ウイスキーと和紙とは繋がりが深いように思います。ジャパニーズウイスキーを代表するブランド「響」のラベルには越前和紙が選ばれております。
ジャパニーズメイドのウイスキーそしてジャパニーズメイドのグラスと和紙との相性の良さを、改めて実感することができました。
そして、ようやくすべてが出来上がりました。そこで私は、得も言われぬ達成感を味わうことができました。 -
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1つ1つ検品しました
- 出来上がったグラスは、1つ1つ検品をしました。
冒頭にも記述しましたが、2つとして同じものが存在しない、職人さんによる1点もののハンドメイドの吹きグラスが故、製法の特質上、形状が多少異なったり、気泡が入っていることも多分にございます。
これらをご了承のうえ、ご支援いただきますよう、よろしくお願い致します。 -
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日本におけるウイスキーを楽しむ文化の現状と、私の考え
- 私がこの世界に飛び込んだのは23歳のとき、およそ15年前のことでした。
サントリーがプロモートした角ハイボールのキャンペーンや、ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝に焦点を当てたNHK連続テレビ小説「マッサン」の影響もあって、ウイスキーの人気は急上昇しました。
ウイスキーの人気が高まること自体は非常にうれしいことですが、ハイボールや水割りでウイスキーを楽しむ人が圧倒的に多く、ストレートやロックで楽しむ人は少数派なのが現状です。
ストレートやロックへの橋渡しにしたいという想いを込め、仲間のバーテンダーたちと、ウイスキーベースのカクテル「ウイスクテイル」(Whisktail)の創作にも取り組んでいます。
今回のグラス作りも、ウイスキーをストレートで楽しむ人を増やしたいという想いを込めたプロジェクトです。
SNSなどで拡散していただくなどといった形でも応援していただけると、うれしいです。 -
- ※↑の写真はイメージです。現在検討中の木箱にてお届け予定でございます。
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自己紹介
- 静谷和典(しずや・かずのり)
1985年生まれ。栃木県出身。作新学院高等学校時代は競歩の選手としてインターハイ、国体に出場。国士舘大学時代からアパレル業界を経てバーテンダーに。
東京新宿にて「BAR Shinjuku Whisky Salon(バー・新宿ウヰスキーサロン)」と「BAR LIVET(バー リベット)」の2店舗を経営するオーナーバーテンダー。
新宿ウヰスキーサロンは、「2020 年世界が選ぶワールドベストバー東京の 10 選」にランクインした。 -
- 2019 年にウイスキー文化研究所が認定する最難関資格「マスター・オブ・ウイスキー」を史上最年少で取得。また、ウイスキー検定 3 階級全国 1 位を達成するなど、ウイスキーに関して日々の研鑽を重ねる。
ウイスキーをベースとしたカクテル(Whisktail~ウイスクテイル~登録商標取得済み)の開発を通じて、ウイスキーをより身近な存在として幅広い方々へ楽しんでもらうための方法を模索しており、CT Spirits Japan カクテルコンペティション2021にてシングルモルト、グレングラントを使用したウイスクテイル[シェアードメモリー~2人の思い出]にてカクテル日本チャンピオンに輝く。
2017 年より雑誌 Whisky Galore 公式テイスターを務め現在に至る。
東京ウイスキー&スピリッツコンペティションにて2019 年から連続して審査員を勤め、ウイスキーコニサー(ウイスキ・ーエキスパート及びウイスキー・プロフェッショナル)対策講座講師を勤めるなどウイスキーの普及活動にも注力している。
また、ウイスキーのテイスティングスキルを活かして、スコットランドにて樽をセレクトしたウイスキーが、東京ウイスキー&スピリッツコンペティションにて『最高金賞』『スコッチシングルカスク部門最優秀賞』そしてシングルモルトの頂点である『ベストオブザベスト』の三冠王を獲得する(グレンファークラス 1989 BAR LIVET ブラックジョージラベル)。
最近は「バーテンダーしずたにえん」として、TikTok(33万人フォロワー) YouTube(7千人フォロワー)など、 SNS でも幅広く活躍中。 -
TikTok
- バーテンダーしずたにえん
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YouTube
- バーテンダーしずたにえん【新宿ウイスキーサロン】
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