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大島紬の素晴らしさ、心地よさを着物を着ない方にも感じて頂きたい
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◆ 着物用に織られた本場大島紬を作務衣に
◆ 一目みてわかる、極上の光沢とさわり心地
◆ 動きやすいスタイリッシュなデザイン
◆ シワになりにくく、耐久性がある
◆ 季節を問わず着用可能な、一生ものの大人のくつろぎ着 -
大島紬作務衣を普段着として
- 大島紬の着物を身に着けていると「これは大島ですね」と声をかけられるほど、有名な高級絹織物ですが、着物を着ない方には無縁の素材です。
日本が世界に誇る伝統の「本場大島紬」ですが、一反(いったん)織り上げるまでに、かなりの手間暇がかかり、糸染めから織り手などプロの職人も年々高齢化し、着る方も減少しています。
「大島紬の素晴らしい生地を着物以外にも活用したい」「伝統の地場産業を守りたい」という想いから、普段着に出来ないかと考え、作務衣に仕立て上げたのが本プロジェクトです。 -
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男女問わず上品に映える
- 冬はシャツやセーターなどの上からお召しいただけます。足元はサンダルやスニーカーでもOK。
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大島紬の特徴
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1. とてもしなやかで軽く、独特の光沢をはなつ
- 極細の絹糸は数十回にわたり糸染めを繰り返されています。時間をかけて水や染料で揉みこまれる事で、よりしなやかに光沢を帯びてきます。
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2. シワになりにくく、耐久性がある
- 大島紬の糸はとても丈夫で水や汚れが染み込みにくく、水に濡れても縮まず、シワになりにくいです。作務衣としても永くご愛用いただけます。
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3. シンプルなのに際立つ上質な高級感
- 生糸本来の光沢感から作務衣に仕立ててもひと目で大島紬とわかります。その知名度・ブランド力が着る方の満足感を生み出します。
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- 大島紬の上質な作務衣はどなたにも似合います。渋い大人の色気が漂います。
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大島紬で作務衣を縫製する難しさ
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「大島紬で作務衣を作る!?」デザインと縫製 和裁師 佐武美智子さん
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- プロ着物スクール代表 和裁師 佐武美智子さん
公益社団法人色彩検定協会A.F.T服飾教育者学部認定講師資格取得。
時代劇や舞台衣装、映画やTVの現場からオファーが多く、これまで数多くの生地を手掛ける。 -
生地の柄を生かして、素敵なデザインに!
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- 作務衣を仕立てるには、着物用の本場大島紬を一反(約14メートル)まるごと使用します。少しでも裁断を間違えると生地が足りなくなり、図柄に合わせて、前身頃、後ろ見頃、ズボン、襟、袖など、素敵なデザインにするためにも裁断には細心の注意が必要です。
- 着物の縫製は直線縫いですが、作務衣の場合、上着は着物、ズボンは洋服仕立て。
洋服には曲線があり、ファスナー、ボタン、ゴム、ポケット、裏地とミシン補強など、通常の和裁師では難しく、大島紬の生地は裁断の時点でお断りされておりました。
大島紬はとりわけ細い絹糸で織られているので、ミシンでの縫製も難しいといわれています。 -
そして美しく心地よい作務衣に
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作務衣とは
- 作務衣とはもともと禅寺の修行僧の作業着です。自給自足が原則であり、畑仕事や掃除、炊事、修行全般を作務と言います。作務衣には、動きやすさ、働きやすさ、丈夫さが求められます。
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現代に合わせてスタイリッシュに!
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- 上着はたっぷりの着丈をもたせて、お腹やお尻をすっぽり隠します。襟は二重の襟にして高級感を出しました。袖口は大きな筒型です。手作業の邪魔になりません。
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- 上着は全て体に沿う手縫い仕上げ。手縫いだからこそ、繊細で精緻なデザインが活きてきます。
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- ズボンは強度を保つ為、裏地を付けてミシンで仕上げました。ウエストはゴムと紐の二重調節です。体にしっくり馴染みます。ズボンの両サイドにポケットを付けました。ファスナー、ボタン付き。
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- ゆったりとした腰回りと太ももまわりでリラックスした履き心地。裾さばきは従来の作務衣にあるモンペタイプではなく、ヒザから裾に向かってすっきりしたスラックスの形です。
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「本場大島紬」である証紙
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- 完成した大島紬は細部にわたり厳重な検査を受け、合格した生地にだけ「本場」の二文字と証紙がつけられます。作務衣と一緒に証紙を付けてお届けいたします。
- 本場大島紬には検査合格の証紙がブルーとオレンジの2種類ございます。
ブルーが織の工程を含む全てが手作業です。この商品はオレンジの証紙ですので、緯糸(よこいと)の打ち込みのみ、機械織りです。染め、絣作り、機(はた)への縦糸(たていと)張り等は、証紙の色に関係なく手作業で行われます。 -
本場大島紬が出来るまで
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- 機械織りというと、自動的に大量生産で織られていくイメージがあると思いますが、大島紬産地の機械織りの場合、織り職人が1台の機に1人張りつきで付いており、緯糸のみ機械を使用しても、1反の反物を仕上げるまでに手間暇のかかる製品であることに変わりはありません。
- 1本の絹糸から本場大島紬を一反織りあげるためには、たくさんの熟練職人の確かな技と丁寧な仕事が必要です。熟練職人の技術は1300年前からずっと受け継がれています。
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難題をクリアして、お求めやすくご紹介したい!!
- そもそも大島紬の反物を誰にでも似合う素敵な作務衣に仕立て上げ、安定供給可能な数の反物を確保し、さらにお求めやすい価格にするということは難題がたくさんありました。
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生地の確保
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- 鹿児島の織元代表と何度も打ち合わせを重ね、性別を問わずに何色のインナーを着ても似合う生地、作務衣に相応しい素敵な生地を見つけました。
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価格をおさえました!
- 大島紬の生地は、その希少性や価値からとりわけ高額と言われています。
「着物を着ない方にも大島紬の生地の素晴らしさを実感して頂きたい」「伝統の地場産業を守りたい」その想いから、このプロジェクトの為に織元やチーム一丸で実現する事ができた特別価格です。 -
さりげなく着こなせる一生ものの普段着に
- 家族が集まる年末年始やお参り・お祭り・来客のおもてなしや、ゆったりした休日、趣味の時間など着る機会にわくわくします。
絹の特性から、冬は暖かく、夏はさらりと。肌着やシャツ、セーターやハイネックなどに、シンプルでシックな大島紬の作務衣は、様々な色柄のインナーによく映えます。足元は草履だけでなく、スニーカーやサンダルなどにも似合います。 -
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商品情報
- 【本場大島紬 作務衣】
素材:表地/正絹100%(本場大島紬)
パンツ裏地/ポリエステル100%
産地:鹿児島県(日本製)
仕様:上下のセパレート
上着/前身ごろ紐調節、袖部分は筒型、
ズボン/ウエスト部分はゴムと紐、ファスナー、ボタン、両サイドにポケット -
サイズ表
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- ※身丈は、上着の襟端から裾端までの長さです。長めにデザイン。
※裄丈は、背中のセンターラインから袖先までの長さです。 -
- モデル 男性170cm:Mサイズ着用/女性154cm:Sサイズ着用
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お取り扱い上のご注意
- ※本製品は絹100%。高級素材の大島紬です。永くお楽しみ頂くためにも、ご着用・お手入れに際しては以下の点にご注意ください。
- ①珈琲や果汁など特に酸性の水分などはシミとなりやすいため、お気を付けください。ついてしまったらタオル等の布を水で濡らし、叩いてください。その際は決して擦らないようにご注意ください。その後はクリーニング店にご相談ください。
➁汗は塩分等を含みます。決して地肌などで直接ご着用しないでください。襟についた汗は、湿らせたタオルでたたき、次に乾いた布で叩いてください。決して擦らないようにご注意ください。
③絹織物にとって、湿気は天敵です。脱いだ後、干す際は陰干しにてお願いいたします。
④アイロンを使う際は、低い温度で必ずあて布を敷いてください。
⑤クリーニング店をご利用される場合【絹織物】【大島紬】であることをお伝えください。
その他、お手入れについてご質問の方は、
ooshimatsumugi.info@gmail.comまでメールにてお問合せ願います。 -