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-  目次
-  お時間のない方は、1と2だけお読みいただければ幸いです。
 1.テイスティンググラス第二弾に込めた思い
 2.グラスの特徴と留意事項
 3.グラス誕生までのストーリー
 4.日本におけるウイスキーを楽しむ文化に対する私の考え
-  1.テイスティンググラス第二弾に込めた思い
-  皆様のお力添えのおかげで咲グラスの開発の達成感を味わって程なくして、咲グラスによってウイスキーのやさしさが引き出された一方で、ウイスキーのもつ力強さを最大限に引き出すグラスを開発してみたいという衝動にかられました。
 ウイスキーのもつポテンシャルは多岐にわたり、単にグラスに注ぐだけとも考えられるストレートでも、グラスによってその楽しみ方はもっと広い世界が広がっているのではないか、もっと探求をしてみたいという思いが高まりました。
 酒類業界に入った直後に取得したワインエキスパートの勉強を通じて抱いた疑問だったのですが、ワインには地域によって異なるグラスで楽しむ文化が根付いていますが、ウイスキーにはどうしてそのような文化がないのだろうかと。
 そこで、新たなグラス開発に着手することを早々に決心をしました。
 本グラスはウイスキーの力強さを追求するグラスであるため、ウイスキーを飲みなれた玄人の方はもちろんのこと、少量でもしっかりとした味わいを楽しめるため、ハーフショットにも適しており、ワンショットの分量ではハードルが高いとお感じの方や、少量ずつ様々なウイスキーを試したい方にも適しているとも考えられます。
 本グラスを通じてウイスキーの凝縮感をより楽しんでいただき、味わいによって適したグラスを使用するという習慣が生まれ、一人でも多くの方にとってウイスキーと向き合うきっかけとなることを願っております。
-  2.グラスの特徴と留意事項
-  ハーフショットでもワンショットと引けを取らない濃厚さを最後まで楽しめる
-  ウイスキーの液面の広さが飲み始めから飲み終わりまで保たれることで、香り立ちの良さがキープされます。
 また、少量でもスワリングをすることが容易で、飲み始めから飲み終わりまでの香りの変化を楽しむことができます。
 すなわち、蕾から花が開くように、スワリングによって、ウイスキーの持つポテンシャルを徐々に開花させていく楽しみがあり、ウイスキーと長い時間向き合いたくなるグラスです。
-  窄(すぼ)めた口径によりダイレクトに力強く味わえる
-  蕾(つぼみ)の様なシェイプは、香りを凝縮し、ウイスキーの特徴をダイレクトに味わうことができます。
 飲み進めても液面と鼻との距離が近く、最初の飲み口(アタック)が強いだけでなく、最後までその力強さを楽しむことができます。
 また、ウイスキーの粘性を強く感じる為、ハーフショットでもワンショットと引けを取らぬ満足感を得て頂けると思います。
 そして、アルコール感だけでなく樽由来のウッディな香りやピート、そしてウイスキーによっては甘味も強く味わうことができ、ウイスキーの特徴が増幅されて厚みのある骨格(ボディー)を味わうことができます。
 ウイスキーの様々なコンテンツがブーストされ、ひと口ひと口噛みしめてウイスキーと長い時間向き合いたくなるグラスです。
-  咲グラスの良さを受け継ぐ
-  グラスの大きさ(高さやステムの長さ)そして、非日常さを感じさせる軽さは咲グラスの良さを蕾グラスに受け継ぎました。
 咲グラスと同様に、ステムに添えた手はグラスのボールに直接触れることはなく、ウイスキーの急激な温度変化を防ぎます。また、ステム(グラスの持ち手の部分)は、液体に浮遊感を感じさせるほどすらりとした長さです。そして、グラスは非日常を感じさせる軽さです。長い時間、グラスを持っていても手が疲れにくく、じっくりとウイスキーと向き合っていただけます。
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-  (左が咲グラス、右が今回開発した新グラス)
-  ※ご注意点
-  本テイスティンググラスは、国内にて熟練のガラス職人が、吹きガラスという伝統的な製法で作ったハンドメイドのグラスです。
 機械的に大量生産したものとは違い、一点一点が少しずつ形を異にし、二つとない個性を作り上げていることをご了承ください。
 また、吹きガラスという製法上、ガラスの中に気泡が入ることも多分にございます。これも、「一点もの」ならではの個性とお考えいただければ幸いです。
 「人間に例えるならば、ほくろの様なもの」「個性の1つとして、ご愛着をお持ちいただければ」と考えております。
 以上を予めご理解の上でご購入いただけるよう、よろしくお願い致します。
-  3.グラス誕生までのストーリー
-  店内にあるグラスの比較テイスティングからスタート
-  咲グラスの開発の時に取りそろえたグラスはもちろんのこと、ワイングラスやリキュールグラスも含めて形状の異なる数十種類のテイスティンググラスを集めて、実際に試飲を何度も重ねました。
 ※咲グラスのクラウドファンディングはこちら↓
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-  そして、タンブラーでの開発と同様に、口径やボールの大きさや、重さなど、数値にできるものは明確にし、それらを踏まえてスケッチを重ねました。
 香りを溜め込む大きなボールがあり、香りをギュッと凝縮させる窄(すぼ)んだ口径、そして液面と飲み口の距離の近さなど基本となるデザインを固めていきました。
 ※タンブラーのクラウドファンディングはこちら↓
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-  CADによる設計と3Dプリンターによる試作
-  テイスティンググラスを創るためには、まず金型を作り、職人の方々が息を吹き込んで、吹きガラスの手法で1脚1脚作り上げていくのが、ハンドメイドのグラスの一般的な作り方です。ですので試作品を創るためにも金型を作ることが必要で、その金型は、一度作ったらそう簡単には変えられません。
 そこで、今回も3Dプリンターで試作品を作り、形状や機能を確認することにしました。
 今回、特に注力したのが、ウイスキーの液面の広さと容量のバランスです。ワンショットはもとよりハーフショットでも香りが凝縮して香り立ちの良さがキープされる形状となるように、底が浅く、なだらかな曲線を描く形状とするとともに、容量計算を行い、グラスのデザインの内側を設計していきました。
 また、高さは咲グラスの高さを踏襲しました。
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-  そして、3Dプリンターでこちらのような試作品が出来上がりました。
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-  グラス屋さんに3Dプリンターによる試作品を確認してもらうと表情が曇り、「ボールの底を肉厚にできるかどうか、難しいかもしれません」との答えが返ってきました。吹きガラスという製法上、ステムの部分を作るためにはボールの底の部分を引っ張る必要があり、ボールの底を厚く残すためには職人の方の高度な技術が必要とのことでした。
 3Dプリンターで試作できたとしても、グラスの実物は作れないかもしれないというリスクを抱えながらも、ここは受け入れ、乗り越えるべきターニングポイントだと考え、意を決してガラスでの作製をお願いすることとしました。
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-  出来上がったグラスを確認すると、まず目に飛び込んできたのはグラスの形状です。3Dプリンターでの試作品や図面とは異なり、ガラスの素材がもたらす柔らかい形状が、想像を超える出来栄えとなった!そう思える丸みを帯びたなだらかなグラスのフォルムでした。
 そして、最大の懸念であったボールの底ですが、職人の方々の技術のおかげで狙い通りの肉厚な形状に仕上げてもらうことができていました。なによりホッとした瞬間でした。
 実際にウイスキーを注いで試飲をしてみると、ダイレクトにウイスキーの香味を味わうことができるグラスだ!と確信を持つことができました。
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-  命名「蕾グラス」
-  香りを咲きほこらせる咲グラスの対極となるグラスとして、どのような名前を付けるべきかを考えイメージを膨らませました。
 そもそも、開花する前は蕾であり、口径が窄(すぼ)んだグラスの形状ともよく似ています。また、花開く前の状態は前途有望さを現わす言葉でもあり、可能性を大いに秘めているさまを形容するときにも使われる言葉であり、ウイスキーの特徴が凝縮される様子が想起されます。
 そこで、本グラスを「蕾(つぼみ)グラス」と命名しました。
 ロゴマークを新たに作成することも考えましたが、「咲」のロゴは思い入れのある愛着のあるロゴでもあったので、そのまま使用することとしました。咲グラスシリーズの新たな仲間として、オリジナルテイスティンググラス、タンブラーに次ぐ第三弾としてご愛顧いただければ幸いです。
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-  蕾グラス専用の化粧箱の選定
-  蕾のイメージは、花開く前の緑色です。そこで、化粧箱と内布を選定しました。
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-  1つ1つ検品
-  そして、今回も従業員一同で、出来上がったグラスを1つ1つ検品しました。
 冒頭にも記述しましたが、2つとして同じものが存在しない、職人さんによる1点もののハンドメイドが故、製法の特質上、形状が多少異なったり、気泡が入っていることも多分にございます。
 これらをご了承のうえ、ご支援いただきますよう、よろしくお願い致します。
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-  4.日本におけるウイスキーを楽しむ文化に対する私の考え
-  今回の蕾グラスの開発も、ウイスキーをストレートで楽しむ人を増やしたいという想いを込めたプロジェクトです。
 私の根底にある想いとして、ウイスキーを楽しむことをブームとして一過性に終わらせたくないという強い想いがあります。一過性とならないための1つのヒントとして、バーテンダーとしてお客様と接する中で「ウイスキーをストレートで楽しむことに魅了された方々は、ウイスキーを長年にわたって飲み続けていただけている方が多い」ということに気が付きました。
 かつて味わったことのあるウイスキーでも改めてグラスを変えて飲むことで、今まで気が付かなかった新たな表情が発見でき、ウイスキーの持つ世界の広がりを共に探求していく契機となれば幸いです。
 SNSなどで拡散していただくなどといった形でも応援していただけると、うれしいです。
-  「配送先住所・連絡先のお間違い」にご注意ください
-  グラスは10月末までを目処に、順次発送させていただきます。
 配送先の住所を誤って入力された場合や転居された場合など、ご支援者様の都合で返礼品(グラス)がお届けできず、弊社に返送されてきた場合、メールまたは電話でその旨をご連絡させていただきます。
 新たなお届け先をご指定いただき次第、着払いで再配達致します。
 ご支援者様が連絡先やメールアドレスを誤って入力されたなど、ご支援者様の都合で弊社からの連絡が付かない場合、返送されてきた返礼品は「2024年3月末日まで保管」致しますが、その後は処分させていただきますことを、あらかじめご了承願います。
 いつまで経ってもグラスが届かないなど、「おかしいな?」と思われましたら、新宿ウイスキーサロン 03-3353-5888 まで、お手数をお掛け致しますが、ご連絡をいただければ幸いです。
 
         
         
             
             
       
       
       
       
         
         
        











 
       
       
 
 
             
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