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美味しい食材を食べて生産者・流通業者を応援するクラウドファンディング
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食材の宝庫を襲った台風
- 2019年、幾度となく台風が襲来し、全国各地が大きな被害に遭いました。
なかでも自然環境に恵まれ日本の食を支えてきた千葉県では、土砂災害や大規模な停電等により生産者や流通業者が大きな被害を受け、いまだにその爪痕が残っています。
風雨で作物が出荷できない状態になる、停電と猛暑により牛が熱中症で死んでしまう、いけすに保管していた魚介が死んでしまう……生産者・流通業者のみなさんが受けた被害を挙げれば、きりがありません。 -
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前を向く生産者・流通業者を応援したい!
- それでも千葉の生産者・流通業者は被害に負けず立ち上がり、美味しい食材を届けるため懸命な努力を続けています。
食いしん坊雑誌のdancyuとして、前を向いて頑張っている千葉の生産者に何かできることはないか――。
そのような思いから千葉の美味しい食材を紹介し、一緒に食べて応援するこのプロジェクトを立ち上げました。
千葉の美味しい食材をこれからも届けてもらえるよう、少しでもお力になることができればと考えています。 -
4つの支援方法とリターン品
- このプロジェクトを支援してくださったみなさまには、各生産者・流通業者から美味しい食材をお届けいたします(発送時期等の詳細は、各リターン品のページをご覧ください)。
支援方法は以下の4つです。後に紹介する生産者・流通業者のみなさまにご協力いただき、どのコースにも特別なリターン品をご用意しました。
この機会に、千葉の豊かな自然で育った美味しい食材を食べてみませんか?
・房州びわコース
・2種の房州そら豆コース
・鴨川のアワビ、サザエなど「磯もの貝類セット」コース
・かずさ和牛ステーキ肉コース
複数のコースにご応募いただくことも可能です。
また、すべてのコースで「生産者からのお手紙」と「dancyu編集長・植野広生からのお礼の手紙」を同封いたします。
さらに今後、現地でのイベント開催など別の形での応援も検討したいと考えております。開催が実現いたしましたら、支援者のうちご希望の方々に別途ご案内を送りますので、その旨アンケートでお知らせください。
本プロジェクトの支援金は、使えなくなってしまった畑の復旧などに役立てさせていただきます。
みなさまのご支援をお待ちしております! -
生産者・流通業者とリターン品の紹介
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“スーパーマン”がつくる房州びわ
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- ほづみ・びわランドの穂積昭治さんと娘の優子さん。この道60年の昭治さんは、優子さんいわくびわづくりの“スーパーマン”。
ほづみ・びわランドでは台風により露地栽培していたびわの木が倒れ、害獣除けの柵など周辺設備も倒されました。倒れた中には、何十年もかけて大きくなった木もあったそうです。露地栽培はまだ再開のめどが立ちませんが、復旧作業と並行しながらもハウス栽培を再開しています。 -
- 数が限られているなかで、リターン品としてハウス栽培のびわをご用意いただけました。この地域で獲れる房州びわは丸みと強い甘みが特徴で、献上品に選ばれた実績もある逸品です。
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旨味が凝縮した2種のそら豆
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- 「このあたりは砂地で水はけがいいから、野菜に余計な水分が入らず旨味が凝縮する」と語るのは、安西農園の安西淳さん。”立て板に水”のトークスキルで自らが育てる野菜を語る姿から、自信と愛情が窺えます。
安西農園ではハウスが倒壊し、植え付け苗も流されてしまいました。 -
- 今回はリターン品としてそら豆をご用意いただきました。鮮やかな緑色と甘みが特徴の「打越緑(うちこしみどり)」、生で食べられるイタリア原産の「ファーベ」という2種類のそら豆を特別セットでお送りします。
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鴨川の豊かな海で育ったアワビ、サザエなどの「磯貝セット」
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- いずみや鮮魚店のみなさん。社長の原田裕光さん(写真右端)、奥様の洋美さん、娘の尚佳さんらが家族で経営する鴨川の仲卸業者です。
台風が直撃したのは残暑が残る秋。停電により、いけすや冷蔵庫、冷凍庫内にあった大量の商品を泣く泣く廃棄しました。伊勢海老やアワビなどの高級食材もあった分、被害額が大きかったようですが、家族・従業員が一丸となってその危機を乗り越えようとしています。 -
- 鴨川の海は餌となる海藻が豊富で、美味しい貝が育ちます。そんな鴨川のアワビ、サザエを中心に、確かな目利きで選んだ「磯もの貝類セット」をリターン品としてご用意いただきました。
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牛への思いやりが詰まった「かずさ和牛」ステーキ肉
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- 髙梨牧場の髙梨裕市さん。牛のことを心から思いやり、ストレスなく成長できるよう飼料や飼い方に工夫を重ねて「かずさ和牛」を育てています。
台風の被害について、風雨による設備の損壊もですが、停電による熱中症で牛の命が失われてしまったことが何よりつらかったと語ります。それでも牛とともに再び歩き始めた髙梨さんは、台風のハンデを乗り越え今年の「全畜連肉用牛枝肉共励会」で2年連続の最優秀賞を受賞しました。 -
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- 今回は「かずさ和牛」のステーキ肉をリターン品としてご用意いただきました。1口につき、サーロイン、イチボ、ランプ、リブロースの4種類からおまかせで2種類のお肉をお届けします。
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- 写真=三木匡宏(びわの写真は「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」、そら豆の写真は「館山市役所企画課」より提供)