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はじめに
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- 私たちのプロジェクトを見ていただきありがとうございます。一川商店の代表の一川高志と申します。「石川県のルーツの街」と呼ばれる白山市美川町で120年続く味噌製造の蔵元を営み、私で5代目になります。明治32年の創業から木桶だけで仕込む天然醸造を追求し、地元の旅館や飲食店へ味噌を卸してまいりました。当店の製法は手間ひまを惜しまないことから大量生産に向かず、一般個人のお客様への販売はほとんどしていませんでした。
ところが当店の味噌を使用している飲食店様で味を知ったお客様が「購入できないか?」とわざわざ当店まで足を運んでくださることが多く、ご家庭でも召し上がっていただける機会を設けたいと考えておりました。
生産量とお取引先様にご迷惑を掛けられない為、オンラインショップで継続的に販売することは難しいですが、クラウドファンディングという場を借りてご提供したいと思います。白山伏流水の地下水を使用した木桶天然醸造・自然発酵の昔ながらの製法で丁寧に作った味噌をぜひご賞味ください。 -
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昔ながらの製法の発酵食品
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国産原料のみ使用『おかえりみそ』
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- 藤塚神社の春祭り「おかえり祭り」があります。このお祭りは文化庁が認定する日本遺産の一つであり、江戸時代から続く美川町の名物のひとつです。漆や蒔絵で彩られた13台の台車と、鮮やかな金色の神輿が練り歩く2日間は、美川のまちが祭り一色に彩られ、大変賑わいます。おかえり筋と呼ばれる神輿や台車が練り歩く通りの家々では10年に一度の還幸に、親戚や友人・知人を招き、宴を催し、過去10年の報恩感謝と未来10年の祈願をします。
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- このお祭りのように長く愛される味噌をと考え、出来たものが「おかえりみそ」です。国産大豆のみを使用した丸みのある味わいが特長です。
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一川商店自慢の麹商品
- 今回はおかえりみそだけでなく、料理の幅を広げる『塩麹としょうゆ麹』、食べた方が必ずリピートしてくださる秘伝の『野菜だれ』を数量限定・特別価格にてご提供します。
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商品のこだわり
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『おかえりみそ』創業120年 変わらぬ製法
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- 一川商店の味噌は創業から一切変わらぬ、木桶で1年熟成させる自然の力を借りた製法で作り続けています。当店の木桶は1本約2.5トン、現在は25本をローテーションして仕込んでいます。木桶は少しの温度や湿度の変化によって膨張・縮小が起き漏れることがあるため、お手入れや保存に専門知識が必要になり誰でも扱えるわけではありません。また木が水分を吸ってしまい、本来出来上がる予定の味噌の量が減ってしまいます。しかし木桶で仕込むことで発酵する微生物が住み着き、それによって味わい深い美味しい味噌が出来上がります。また木の良い香りが味噌に移ることで、香り豊かな味噌になります。大量生産の出来る金属製のタンクなどで作れば大量生産もでき、メンテナンスも簡単ですが、当店では美味しい味噌を作るために創業から変わらず木桶仕込みの製法を貫いています。
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- 天然醸造(てんねんじょうぞう)とは味噌を加温せずに熟成させる方法です。寒い時期に仕込んだ味噌は冬から春にかけて低温でじっくりと分解が進み、春から夏にかけて気温が上がるにつれて発酵が進みます。そして秋から冬にかけてさらに熟成させることで味噌の味を豊かにし味噌本来の深みのある香りが生まれます。1年と時間はかかりますがこの期間を寝かせることによって角の取れた丸みのある塩味とほのかな甘みが生まれるのです。
加温をすれば味噌の発酵は早く進み、1年に1度しか仕込めない味噌を4回仕込むことができるのですが、味噌本来の味わいを出すことは難しく、出荷前に加熱殺菌をするため味噌に含まれるよい菌や栄養素を失ってしまいます。一川商店では味噌本来の味わいをお客様にお届けするために天然醸造でのみ製造をしています。 -
昔ながらの曲げ折板製法で作る『塩麹・しょうゆ麹』
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- 塩麹は麹と塩と水を混ぜて発酵させた、しょうゆ麹は麹と醤油を発酵させた調味料です。日本で古くから親しまれてきた伝統的な調味料ですが、近ごろ改めてその栄養価や優れた点が注目されています。
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- 塩麹もしょうゆ麹もとてもシンプルな調味料なので、素材の良さがダイレクトに味を決めます。麹の原料となるお米は石川県産、塩は徳島県鳴門うず塩、水は地元白山の伏流水を使っています。
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- 一時期人気が出ましたが、数回試して終わってしまった方も多いのではないでしょうか?塩麹もしょうゆ麹も消化しやすく胃にやさしいので、お子様からご年配の方まで安心して使える万能調味料です。お魚でもお肉でもお野菜でも◎ぜひ日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょう?
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一川商店の隠れた逸品『野菜だれ』
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- 野菜だれはベースのタレよりも具の方が多いかもしれないと思えるくらい具沢山にしました。一度ご購入いただいた方のほとんどがリピートされる、田舎のおばあちゃん家へ帰った時のような、ほっと安心する滋味深い味わいで、一川商店の隠れた人気商品です。
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本プロジェクトだけの一般販売!卸売価格でのご提供
- 一川商店では一般のお客様への販売をほぼしておりません。今回は初めての一般販売ですので、なるべく多くの方に召し上がっていただけるように卸売価格にてご提供します。この値段でご提供できる機会は本プロジェクトだけになります。素材本来の味わいを追求した当店の商品をお試しください。
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毎日の食卓で大活躍!
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こだわりの国産原料を使用 おかえりみそ
- 地元の名物祭り『おかえり祭り』が名前の由来の当店自慢の逸品です。
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昔ながらの曲げ折板製法で作る塩麹
- 塩麹の見た目はお粥や甘酒に似ており、味は発酵した麹の甘みの中にも、ほんのりとした塩の辛さを感じる、絶妙な甘辛さが特徴です。麹に豊富に含まれるアミノ酸は、骨をはじめ肌や皮膚の生成には必須の栄養素。皮膚の代謝を促進するので、美肌効果にも◎塩をふるかわりに塩麴を使うだけで、食材のうまみが引き出され、いつもの味がぐんとアップします!
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昔ながらの曲げ折板製法で作る しょうゆ麹
- しょうゆ麹は大豆成分のうまみが強く、グルタミン酸のうまみ成分が塩麹に比べて10倍以上含まれていると言われます。その強いうまみ成分のおかげで醤油より少しの量でしっかりと味が付き、香ばしい香りが食欲をそそります。
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野菜だれ
- しょうゆ麹をベースにみりん、砂糖を加え、ピーマンやこんにゃくなどの野菜を細かく刻んだ、食材とよく絡む万能だれになります。ただかけるだけで立派なメニューに格上げしてくれる便利商品です。
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お客様の声
- プロの料理人の方に使っていただいております。
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◎鮨 美浜さん
- 美川漁港から139歩の場所にあるお寿司屋さんです。県外からのお客様も多く、毎日50種類以上の寿司ネタを用意されています。日曜日や祝祭日は全国の魚市場はお休みですが、こちらではいつでも獲れたての北陸の海の幸を堪能できます。
「創業以来17年ずっと一川商店さんのお味噌を使っています。とにかく一度味噌汁で飲んでみて欲しい。「百聞は一見に如かず」と言いますが、決して期待を裏切らない美味しさです。」 -
◎すし処 かわぎしさん
- 2017年にオープンし、すぐに人気店の仲間入り。満席になることもしばしば。「朝どれ」にこだわり地元美川港をはじめ、金沢港や金沢市中央卸売市場などに毎朝足を運び、大将自ら吟味したもののみを仕入れます。リーズナブルな価格で北陸の幸が楽しめるお店です。
「一川商店さんのお味噌は麹もいいし、とにかく美味しいですね。魚のアラや貝類を使ったお味噌汁をお出しすることが多いんですが、旨味の強い食材と一緒でも味噌の味がぼやけることなくでしゃばることもなく調和します。一品料理などにも使っているのでかわぎしには欠かせない逸品ですね。」 -
日々の食卓に彩りを
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- 新型コロナウィルスがまん延しもうだいぶ月日が経ちました。皆さんの生活にもマスクや検温が当たり前になり、私たちの地元美川町の名物「おかえり祭り」も2年連続神事のみ…皆さんが楽しみにしてくださっているお祭り自体は中止になってしまいました。
当店は小さな味噌の蔵元に過ぎません。しかしこの美川町に腰を据えて120年、地域に支えられ今に至ります。誰もが耐え忍んでいるこのご時世に「何かできることはないだろうか?」と考え、この度クラウドファンディングへの挑戦を決めました。
私たちの商品を通じて、一川商店のこと、伝統製法の味噌のこと、美川町のことを少しでも知ってもらえたら嬉しいです。旅行やレジャーなど楽しいことへの制限が多い日々ですが、当店の商品を使っておうちごはんが少しでも豊かになり、会話が弾んでくださればとても嬉しく思います。そしていつか美川町にいらしてくださる日をお待ちしております。