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コロナ禍でそこなわれた「コミュニケーション」。音楽を必要とする人に、今こそ音楽で絆を拡げたい
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芸術性、社会性を兼ね備えたオーケストラとして
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- 日本フィルは1956年創立。東京を拠点に全国で、世界で演奏活動を行っているオーケストラです。「オーケストラ・コンサート(音楽・演奏活動)」と「エデュケーション・プログラム(教育活動)」「リージョナル・アクティビティ(地域活動)」を活動の三本柱とし、年間約150回のオーケストラ公演、リハーサルを含めると約260日の演奏活動を行い、延べ10万人の方々に公演をお楽しみいただいています。
また、あまり知られていないことですが、オーケストラ公演という形以外でも、小編成のアンサンブルで学校や病院等への訪問、被災地の方々へ寄り添い、地域の復興を長期的に見守るプロジェクト、またがん患者さんや聴覚障害のある方、社会的サポートを必要とする方などに音楽を届けるコンサートなど、年間約300回の活動を行っています。「演奏すること」にとどまらず、音楽を共有するために必要な活動を多角的に展開し、音楽を通した文化の発信、感動の共有を目指しています。 -
温かさ、人に寄り添う
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- このような社会の中で行う活動(社会的活動)を始めた背景は、日本フィルが常に多くの方々に支えられて活動を継続できているからです。これまでに、スポンサー企業の撤退、楽団の分裂、公益法人改革、また震災の影響などで多くの危機に直面してきました。そのたびに、日本フィルのファンをはじめとする全国の市民の方々から物心両面の支援をいただいて、楽団は存続してきました。こういった歴史を通して楽団が学んだのは、音楽活動とは人との交流そのものであること、そして人々との心の交流が芸術性の向上にもつながる、ということです。コンサートは究極のコミュニケーション。音楽のもとに奏者と聴き手の心が一つになることで、お客様とともに楽団は歩んでいけるのです。
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コロナ禍で続く「コミュニケーションの毀損」
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- 2020年2月から続く新型コロナウィルスの影響は、日本フィルのこういった活動にも大きな困難をもたらしました。年間公演回数の半数に及ぶ70公演以上の中止、現在まで続く公演キャンセル、活動休止に伴う芸術的毀損、そしておよそ6億に及ぶ収入減(2020年度)による経済的毀損といった影響は、皆様からのご支援のお陰で回復しつつあります。しかしソーシャル・ディスタンスのもとでの演奏活動によって、音楽にとって最も大事なことーお客様とのコミュニケーションは大きく損なわれたままです。
社会的孤立、経済的困窮、といった社会的課題が大きくなっている今、音楽によって人々に寄り添い、音楽の力で励ましや癒し、生きる力を回復していただきたい・・・我々の社会的活動は今こそより一層必要なものだと考えています。 -
日本フィルの「社会性」とは
- オーケストラでの演奏だけでなく、様々な編成、方法で、全国各地で活動を展開しています。コンサート会場でお客様をお待ちするだけでなく、様々な場所へ、場へ、コミュニティへ積極的につながっていくことは、日本フィルの伝統でもあります。教育支援、地域支援、被災地支援といった「柱」となる活動以外にも、活動は広がりつつあります。
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夏休みコンサート - 48年続く伝統。ファミリーで楽しむ子供と家族のクラシックコンサート入門編
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- 日本フィル夏休みコンサートは「やわらかな感性を持つ子供たちに音楽の持つ力の素晴らしさを届けたい」という願いから、親子コンサートの草分け的存在として1975年にスタートしました。親から子へと長く受け継がれきたこのコンサート、クラシック音楽に親しむ「入門編」として愛され続けており、3世代で楽しんでいただいている光景も多くなりました。毎年2万人を超えるご家族にご来場いただいております。
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九州公演 ー地元と作る演奏会。日本フィル「リージョナル・アクティビティ(地域活動)」の原点
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- 長年にわたり各地で地域との協働を実現し、音楽を通してコミュニティの活性化と地域文化の発展に寄与して参りました。九州全県で行う九州公演は1975年より、その歴史を刻んでいます。
地元のボランティアの皆さんとプログラムから販売まで話し合う、まさに地域とともに作り上げる公演です。 -
現在も継続する「被災地に音楽を」から「東北の夢プロジェクト」が羽ばたく
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- 2011年4月から開始した東日本大震災被災地への音楽による支援活動「被災地に音楽を」は、震災から11年目となる2022年3月には300回を数えました。この活動は震災直後、音楽による被災者への「心の癒し」を目的に始めたものですが、時間の経過により被災地の状況が変化するに従ってその目的も変化を続け、より深いコミュニケーションの機会となるべく取り組んでいます。
2019年度からは被災地のニーズを踏まえ、新たな文化創造と地域を超えた交流の場づくりを目指した「東北の夢プロジェクト」を内陸部で始動、文化活動に励む子供たちを支援することで、その夢と未来を応援しています。
2022年度は8月に岩手県盛岡市と福島県福島市でオーケストラ公演を予定しています。 -
「落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクト」あらゆる人々へ、社会へ
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- 「落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクト」は、テクノロジーによりオーケストラの鑑賞体験をアップデートし、芸術文化により多様性の高い社会の構築を目指すプロジェクトです。人間の五感の共感覚性に注目し、五感の分断(聴覚と触覚や視覚などとの分断)を廃し、共感覚的な「身体性」を演出する数々の取り組みを2018年からスタートしました。
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がん患者さんが歌う第九チャリティーコンサート ー互いに歓びあう演奏会の継続
- がん研有明病院でのチャリティー企画の相談がきっかけで、2016年5月にがん患者さんとその家族、医師・看護師をはじめとする病院関係者など176名の合唱団が結成されました。
その後9ヶ月・44回の練習に挑戦し2017年4月に1,074名の来場者で本番を迎えました。
合唱団の皆さんは歓びと希望に満ちた力強い歌声を響かせ、観客の方々も感動で涙する方も多く、鳴りやまぬ拍手の中、会場一杯の感動が長く続きました。
日本フィルは音楽を通して生の実感と歌う喜びを共有する特別な時間を届けることができ、医療と音楽とのコラボレーションが参加する人々に良い成果をもたらす事ができました。
引き続き開催に協力しております。 - こういった活動は、継続してこそ意味があり、活動の成果は長期的に表れるものだと私たちは実感しています。音楽を聴いた感動が思わぬ形で、そののちの人生を豊かに彩った、というお声をたくさんいただいているからです。
だからこそ、社会に向けた活動は「余裕がある時だけに行う」ものではなく、「次代への種まき」として、小さくても地道に積み上げていかなければならないと考えています。そのために、社会の多くの方々―例えば教育関係者、街づくりに関わる方、医療、福祉、被災地支援、世界平和などに携わる方々と連携して、必要な活動を展開していきたい、今こそこのような「草の根」の活動は必要性を増していると考えています。実際、社会からの日本フィルの社会的活動に対する要請は増えてきています。 -
あらゆる人々へ、世代へ、地域へー社会性をより拡げて
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企業やNPOなどと連携した活動
- 近頃は、新たな社会的課題解決の手段としてアートを用いることが増えています。音楽や芸術文化の持つ特性、多様性の包含、社会的包摂機能が注目されているのです。
日本フィルの社会的活動は、賛同する企業によって、SDGs(持続可能な開発目標)の実現課題の4(教育)、11(地域活動)、16(平和と公正)、17(パートナーシップ)などに活用されています。 -
今何をすべきかオーケストラ
- 草の根活動の展開は、私たちの活動を身近に知り、理解し、共感してくださる方々の存在が欠かせません。音楽を「体験」し、「感動」や「実感」を味わい、次代への種まきに参画していただく方を一人でも増やしたい。今回、クラウドファンディングという形でご支援を募り、文化芸術活動にご理解いただく方が一人でも多くなることが、プロジェクトを通して私たちが実現したいことです。
そのために、ご支援のリターンは、皆様ご自身が音楽に触れ、体験いただくメニューをそろえました。
皆様からのご支援を、日本フィルを通し、音楽を通じて社会の隅々まで届けていきます。
今こそ、音楽文化を通して社会に還元させていただくため、どうぞオーケストラの理解者、伴走者になってください。ご支援よろしくお願いいたします。
皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。 -
リターンについて
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演奏会へのご招待はもちろん、東京地区へ足を運べない方にもぜひ日本フィルサウンドをお届けたく、オリジナルCD、オリジナルTシャツなどもご用意しました。他にも指揮者のサイン色紙やリハーサル見学、特別体験プランなど、クラウドファンディング限定の特別リターン(返礼品)を豊富にご用意しました。また、野村證券様ご協賛のお得なプレゼントつきリターンもございます。
[リターン一覧]
※すべてのコースで、リターンに加え下記の御礼がございます。
・お礼のメールをお届けいたします。
・日本フィルのアニュアルレポートに支援者ご芳名を掲載させていただきます。
(ご希望者のみ)
【インキネン✖日本フィルセットA】
CD「フィンランディア&新世界」+直筆サイン色紙
【インキネン✖日本フィルセットB】
CD「シベリウス・交響曲全集(4枚組)」+直筆サイン色紙
【オーケストラ・コンサートご招待A】
東京定期演奏会のご招待(A席1公演)+過去の名指揮者直筆サイン色紙
【オーケストラ・コンサートご招待B(ペア)】
東京定期演奏会のペア席ご招待(A席1公演、2名様)
【エデュケーション・プログラム】
「夏休みコンサート」良席ペア+Tシャツ+予習CD+指揮者からのメッセージ ※日程限定
【クラウドファンディング限定プラン】
日本フィル主催公演年間フリーパスポート+楽団長との食事会付
【コンサートを聞いて応援!】サポーターズクラブ・ゴールドプランA~F(プレゼントつき)
A~Fはそれぞれプレゼントが異なります。
【コンサートを聞いて応援!】サポーターズクラブ・ゴールド【2口】プラン(プレゼントつき)
【オリジナルグッズ】日本フィルTシャツ2022+CD(インキネン指揮:新世界)
【日本楽壇史の「大事件」ストコフスキー来日の記録】
ストコフスキー新譜CD +1965年公演プログラム(複製)
【演奏コースA】日本フィルメンバーの室内楽公演(弦楽四重奏)
【演奏コースB】日本フィルのフル・オーケストラ公演(12型2管編成程度)
【体験コース・オーケストラ・コンサート】
日本フィルリハーサル見学(コンサート招待券付)
【クラウドファンディング限定・体験コースSPECIAL】
コンサートホールで日本フィルを指揮(レッスン付)
【純粋応援コース・A】(寄付:5,000円)
【純粋応援コース・B】(寄付:10,000円)
【純粋応援コース・C】(寄付:50,000円)
【純粋応援コース・D】(寄付:100,000円)
【純粋応援コース・E】(寄付:500,000円)
【純粋応援コース・F】(寄付:1,000,000円)
※【純粋応援コース(A~F)】は寄付コースです。
公益財団法人 日本フィルハーモニー交響楽団へのご寄付(個人又は法人)は税制上の優遇措置があります。詳細は下記のリンクの下部をご覧ください↓ -
クラウドファンディングでいただく支援金の使途
- リターン(返礼品)、サイト手数料等など、クラウドファンディングの実施にかかる費用を除いた全額を、日本フィルの公益活動の経費として充当し、活動の充実に繋げます。
このサイトでご紹介した「社会的な活動」は、コロナ禍の影響もあり一時停止したものも少なくありません。休止期間が長くなれば、復活へのハードルも高くなります。
心の支援が必要な方のために、社会的活動を少しでも早く復活させ、より充実させていきたいと考えております。 -
ご支援にあたってー以下をご確認ください
- 【注意事項】
・ご購入時点で申し込みが確定し、その後のキャンセルはできませんのでご注意ください。
・商品の発送時期については、各商品毎の詳細ページをご覧ください。
・モニターの発色の具合によって、実際のものと色が異なる場合がございます。
・リターンについては、今後新たなコースの追加の可能性がございます。また、既にご購入いただいたコースから別のコースに変更することはできませんので、ご了承ください。
【お問い合わせ】
公益財団法人 日本フィルハーモニー交響楽団
☎03-5378-5911(平日11時~17時)
nikkeicf@japanphil.or.jp
プロジェクトページの写真:©山口敦 ©平舘平 ほか -
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