- 幻の高級魚 下田 地金目鯛
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- 高級魚として名高い「金目鯛」。
その中でも最高級とされている「地金目鯛」。
大きくなればなるほど、脂の乗りが良くなり、高値で取引されます。
本プロジェクトでは、ごく一部の高級料亭などでしか味わうことのできない、この「地金目鯛」の特大サイズ(2kgアップ)の魚体のみを、伊豆下田の老舗干物専門店「小木曽商店」が買付け、「塩干し」「味醂干し」「味噌漬け」にしてお届けします。 -
- 沖金目鯛と地金目鯛
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- 日本一の金目鯛水揚げ量を誇る、下田港の市場。
下田市魚市場で水揚げされる金目鯛には、大きく分けると2種類の金目鯛があります。
「沖金目鯛」と「地金目鯛」です。
伊豆半島から遠い八丈島周辺の海で漁獲されるのが「沖金目鯛」。
漁船は50トン級の大型漁船で、1週間程度続けて漁をします。
下田市魚市場で水揚げされる金目鯛の9割以上が、この「沖金目鯛」です。
首都圏などで流通している金目鯛のほとんどが「沖金目鯛」。
水深400~600mにすむ深海魚である金目鯛は、四季を通じてよく脂が乗っているため、煮物や様々な料理方法で重宝され、高級魚として取り扱われています。 -
- 一方「地金目鯛」は、下田市と新島の間、船で1時間ほどの漁場にて、1~3人乗り程度の小さな漁船で、一本釣りされます。
別名「日戻りきんめ」と呼ばれ、夜明けとともに出漁し、午後の競りまでに帰港します。
沖金目鯛に比べ、地金目鯛は「身の厚み」「脂の乗り」「身味の濃さ」が格別によいのが特徴です。
また、数日間漁をする沖金目鯛に比べ、「日戻り」するので鮮度が素晴らしく、キズもなく、光り輝いています。
下田市魚市場でも少量の水揚げにとどまるため、高値で取引されている、希少な魚なのです。 -
- 沖金目鯛と地金目鯛に品質が、なぜそこまで違うのかについては諸説あります。
釣ってからの鮮度(港に帰るまでの時間)はもちろんですが、一説には、黒潮に近い、流れの速い海域に生息する沖の金目鯛と、伊豆半島の豊かな山々から、栄養たっぷりの水が流れ込む近海に生息する金目鯛とで、餌となるプランクトンや海流の違いによって、身質が変わってくると言われています。 -
- 特大サイズ(2kg以上)を買付けてお届け
- 本プロジェクトでは、希少な「地金目鯛」のなかでも、最大ランクの「特大サイズ(2kgアップ)」のみを買付け、塩干加工し、「塩干し」「味醂干し」「味噌漬け」にしてお届けします。
特大サイズ(2kgアップ)の地金目鯛は、1日に数本水揚げがある程度で、天候や条件が整わないと、水揚げが全くないこともある、まさに幻の地魚です。 -
- 地金目鯛は大きければ大きいほど、脂が乗り、旨みの濃い肉質になります。
このサイズの地金目鯛は、非常に高価で、地元でも首都圏の量販店でもまず見かけません。
一般的に見かけるサイズ(500g程)と比べれば一目瞭然。
特別な品として、全国の高級料亭・高級すし店等で僅かに提供されている逸品となります。 - 塩干し
金目鯛本来の脂の旨味を、ダイレクトに感じていただける一品です。
(調理法)
解凍して、身の方からじっくりと焼きはじめてください。
程よいきつね色になったら裏返し、皮目にこんがりとした焼き目が付けばでき上がりです。
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- 味噌漬け
金目鯛の脂と味噌の旨味が相まって、食欲をそそる美味しさです。
(調理法)
解凍してから、味噌を取らずに弱火でじっくり焼いてください。
銀紙を敷いて、裏返しながらじっくり焼いていただくと、上手に焼けます。
焦げやすいのでご注意ください。フライパンでも調理可能です。 -
- 味醂干し
柔らかな甘みが金目鯛の美味しさを引き立て、ご飯が進みます。
(調理法)
解凍後、弱火でじっくり焼いてください。
銀紙を敷いて裏返しながらじっくり焼いていただくと、上手に焼けます。
焦げやすいのでご注意ください。フライパンでも調理可能です。 -
- 頭、中骨
お味噌汁や煮つけ等にご利用ください。
金目鯛の旨味が溶け出し、料亭のような味わいを再現できます。
(下ごしらえ)
①金目鯛の頭を左右半分に割る。
②左右に割った頭は、まだ大きいので、さらに適度な大きさに切り分ける。
③中骨は切ってあるので、大きければ手頃な大きさに切り分ける。 -
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美味しいレシピ
- 漁師風味噌汁(3人前)
(材料)
・頭、中骨(それぞれ適量)
・水(600~800cc)
・味噌(大匙2~3杯)
・青ねぎ(適量)
(作り方)
①頭と中骨を水から煮る。
②あくを取る。
③味噌を溶き入れる。
④青ねぎを入れ、一煮炊きする。
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あら煮(3人前)
(材料)
・頭、中骨(それぞれ適量)
・生姜千切り(ひとかけと半分)
・大根(5cm幅)
・水(150cc)
・砂糖(計量カップで75cc分)
・醤油(75cc)
・みりん(35cc)
・酒(35cc)
(作り方)
①大根を銀杏切りする。(輪切りを4等分)
②フライパンに材料の水と調味料、しょうがを入れる。
③頭と中骨、大根をフライパンに並べる。(できるだけ調味液に浸す。)
④火をかけて沸騰したら、弱火にして10分程度、落とし蓋をして煮ます。
⑤煮汁が具材にいきわたるように、箸で動かす。
⑥煮汁がなくなるまで煮詰めてできあがり。 - その他に『金目鯛の鯛めし』『釜飯』など、ご家庭のレシピでお楽しみください。